水彩に必要な画材、道具、技法を初心者にも分かりやすく徹底解説します。

みなさんこんにちは、水彩画家のすなおです。

水彩画をこれから始める方へお聞きします。

あなたは、絵がうまくなりたいですか?

私のブログを訪れた方は、水彩に興味を持った方でしょうから、うまくなりたくないという人はいないと思います。

うまくなるにはいくつか方法がありますが、その1つに知識を吸収する方法があります。

知識?と思うかも知れませんが、これが意外と大切で、

人は知らないことを知ると試したくなる。

試してうまくいかない。

うまくなりたいという気持ちが湧いてくる。

努力する。

上達する。

というプラスのサイクルが出来上がります。

全ての物事にはこのように意味があり、意味があるからこそやりたいと思うし、やる気が出るのです。

人のやる気を引き出すためにも、必ず動機付けが感じんです。

その動機付けを引き出すもののきっかけとして知識が存在します。

私は、人にものを教える事を得意とする画家に師事したので、人にものを教えることを得意としています。

そのため、

知識が人のやる気を引き出すということも充分心得ているのです。

私の絵画指導での座学は、目的と意識をはっきりさせる知識を伝える事から、

学んだ生徒たちも知識を通して自分の気付かなかった目標が見つかると生徒に人気です。

さて、

知識の大切さを理解したところで、講義とまいりましょう。

本日の講義は、 水彩に必要な画材、道具、技法を初心者にも分かりやすく徹底解説、てす。

最後までお付き合い下さい。

関連記事はこちら↓

水彩画道具|プロの画家が実際に使っている絵の具や筆、ペンを紹介します。

 

水彩に必要な画材、道具、技法を初心者にも分かりやすく徹底解説その1 画材編

鉛筆

鉛筆を知らない人はいないと思いますが、では鉛筆を詳しく解説してください、と 聞かれると意外と答えられない人は多いです。

鉛筆は、水彩画においては下描きに使用されることの多い鉛筆ですが、上の方に記載されているHBとは何であるか?

これを知るだけでも鉛筆を語れるようになるので聞いてほしいと思います。

まず、Hとは、(Hard)の略で、硬さを表します。Bは(Black)の略で、当然黒を表します。

2Bとか3Bとかあるように、数字が上がれば上がるほど濃さも硬さも上がります。

バリエーションの段階としては、HもBもどちらも10段階まであります。

デッサンを始めるときは、10本セットで持っておくことをおすすめします。

同じ1本の鉛筆の強弱だけでは影の中の影など変化をつけるべきところに明確な変化がつけにくいからです。

※水彩の下描きには薄いHBが1本あれば良いかと思います。

習作用絵具

あまり聞きなれない用語だと思います。

習作用絵具とは要するに、より多くの水彩を楽しむ人達のために安く作った絵の具と考えれば良いと思います。

まぁ、安いといえども、普通に品がよく、かつ、使いやすいので初心者だけではなくプロでも習作用絵具を使っている人は多いです。

同じメーカーから出ているもので、安価な方が習作用絵具と考えると分かりやすいかと思います。

※例として、ウィンザー&ニュートン社におけるところのコットマンという水彩絵具が習作用絵具です。

値段が高いから良いというものではなく、高いからこそかえって素人には扱いにくい場合がありますので注意が必要です!

専門家用絵具

こちらは、先に説明した習作用絵具の反対のものです。

さて、

専門家用絵具とは、習作用絵具とどこが違うのでしょうか?

それは、ズバリ原料の質が違います。

「質が違うのか!それは凄い!」

と飛び付いて初心者が購入すると

「あれ?」

てな事になります。

それは、専門家用絵具は、良いものを使っているからこそ、発色や色味が習作用に比べてやや地味な感じです。

つまり、初心者には扱いにくい絵具となります。

絵を続けていると、自然の色ほど発色が抑えられ、地味な色が多いことに気付き、その良さが分かってくるのですが、わざわざ初心者が手を出す必要はありません。

※ロイヤルターレンス社の(レンブラント)という専門家用絵具がおすすめです。

 

水彩に必要な画材、道具、技法を初心者にも分かりやすく徹底解説その2 道具編

パレット

パレットと言われれば、皆様普通にパレットを思い浮かべることと思います。

木製のパレット、プラスチックのパレット、ホーローのパレット。

パレットは、絵の具を並べたり、混色するために使います。

と、ここまでは普通のパレットの解説ですが、ここではもうひとつのパレットの意味を解説します。

よく、プロの画家が「私のパレットの作り方大公開!」などと本に書いていたりしますが、

画家にとってのパレットとは、画家本人が使用する際の色のラインナップの事を指します。

透明水彩の場合、パレットにあらかじめ絵の具を仕切りに出して並べておくと、野外スケッチなどでいちいちチューブから絵の具を出す作業が省けるため大活躍します。

この、

絵の具の仕切りの構成こそが、画家の個性であり、パレットと呼ばれるものです。

※ちなみに、アクリル絵の具の場合、固まるのでパレットは作れません。固まった絵の具のラインナップをパレットと呼ぶのでしょうけどね。

スポンジ

スポンジに、水で溶いた絵の具を付けてポンポンとすれば面白い表現ができます。

画材屋で絵画用として売っていますが、100均で買ってきたものを使っても充分です。

筆洗い

小学校の頃、筆洗いと言えば黄色いバケツで、真ん中に穴が空いた4つ区切りのものが一般的だったのではないかと思います。

区切りがある理由としては、濁った水で何度も洗うとその汚れが絵に移るからで、常に新しく水が使えるようにしてあるためです。

正直、野外でなければ筆洗いは何でもよく、でかいバケツに水を入れて、いくら筆を洗っても水が濁らないようにしているプロの画家もいます。

ちなみに私はローソンでもらった景品のガラスコップを使っています。

ガラスは透明なので濁り具合がすぐに分かるからです。

 

水彩に必要な画材、道具、技法を初心者にも分かりやすく徹底解説その3 技法編

ヴァリエーション

ヴァリエーションとは、同じ主題を何度も何度も繰り返し描くことを言います。

私はまだ駆け出しの頃、何でプロの画家は同じような作品ばかり描くのだろうか?と 疑問に思ってました。

皆さんも疑問に思ったことありませんか?

私も、同じ主題の静物画をずっと描きました。そのなかで分かったことがあります。

一般的なヴァリエーションの解釈ではなく、私が連作を通して理解した事を説明します。

写真をご覧ください。

 

これは、靴を主題とした静物画です。

このシリーズを手掛けているうちに気付いたのは、自分の上達具合を見比べて実感できると言うことです。

構図の取り方や、筆使いなど確実にヴァリエーションを通して上達を確認することができます。

もう1つ気付いた事は、周囲の人から「靴の人」と覚えてもらえたことから、連作は自分自身のブランディングになるということに気付きました。

タッチや色使いに特徴があればどんなモチーフや人物画、風景画を描いても人から覚えてもらえるのでしょうが、最初のうちに人に注目してもらうには、このヴァリエーションは大きな力を発揮します。

特に、自分自身の画風がみつからない段階の人は、このヴァリエーションによってブランディングする事をおすすめします。

空気遠近法

以前、遠近法について説明しました。
遠近法は、一点透視、二点透視、三点透視法とあります。

建築物を描くときに主に使われる前後、奥行きを表す技法てす。

線で表現されることから、線遠近法とも呼ばれています。

これに対し、空気遠近法は、線をはっきりと描くわけではありません。

では、どんなふうに表現する遠近法なのでしょうか?

例えば、スケッチをしに山に出かけたとします。

遠くの山はどのように見えるでしょうか?

きっと近くに見える山よりも、うすらぼんやりと見えるはずです。

遠ければ遠いほど、色が淡くなっている事に気付くでしょう。

この、視覚的な効果を絵画技法にしたものが空気遠近法です。

水墨画において、この空気遠近法は顕著であり、必ずといって良いほど使われているので見ると勉強になることでしょう。

話は少しそれますが、水墨画は、西洋画である水彩画の技法と非常に共通点があります。グラデーションや、ウェットインウェット、ドライブラシなど、使用する筆が違うだけで技法としては同じです。面白いですね。

地塗り

地塗りと言えば、一般的に油絵などのマチエール(効果的なタッチや色を先に塗っておく技法)を思い浮かべますが、水彩におけるところの地塗りとは何でしょうか?

1つに、水張りと呼ばれる、水を紙に含ませてボードにはる作業があります。

水を濡らして紙を伸ばし、板にはることで乾いたときにピーンと張って描きやすくなります。

色ではありませんが、地塗りと捉えることができます。

又、オックスゴールという液体を塗って、紙が水分を含みやすくする作業も地塗りと読んで良いかも知れません。

水彩画は、基本白を使いません。
紙の白をうまく活用します。この事から、これらの作業は、水や特殊液を使った白の地塗りと言えるのでは無いでしょうか?

まとめ

水彩画材や水彩道具、水彩技法は、知識として詳しく知ることで、普段何気なく使うものも、別の角度で捉えて、深い使用法を思い付くことができる。

例えば、パレットと聞いても、一般の人とプロの画家とでは、その内容は大きく違うことが分かった。

何となく知っている状態から、詳しく理解した自分へと成長するためにも、学ぶことを怠ってはいけない。

以上になります。

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