水彩画|顔の描き方を初心者にも分かりやすく徹底解説します。

水彩画家のすなおです。

皆さんはお祭りやイベント等で似顔絵を描いてもらった事はありますか?

プロの方は大体2~30分で特徴をとらえて上手に描きます。

あれを見ると「へぇ~!」と感心するものです。

短時間で似顔絵を描くことを私もやったことがありますが、じっくり丁寧に描くのが好きなので今はやっていません。

※この辺がイラストレーターではなく画家の性格なんだなあと思います。

人物の顔は、それだけで華があるので似顔絵という商売が成り立ちます。

本日は、そんな顔の描き方に焦点を当てた記事を書いていきたいと思います。

ちなみに、私はウエディングボードの依頼も受けています。

似顔絵というよりはリアルな仕上げです。

この記事を読み終えた頃には、こんな絵が描けるようになるかもしれません?!

では、早速参りましょう。

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水彩初心者|肖像画は、顔のデッサンを練習する事で簡単にマスターできる!

水彩画で顔を描くには、下描きが大事!

 

水彩画で顔を描くには、まず顔の下描きをしっかりと描くことが必要です。

本当にそっくりに描くには、以前犬の肖像画の描き方でも紹介した、方眼の升目を使った写しとり方法を行いますが、

今回は方眼に頼らずに、自分でアタリをとって描く方法を紹介します。

そっくり正確に描けても、オリジナリティがないと楽しくないと思ったからです。

まず、玉子のような楕円形を描きます。
そのなかに十字の線をひきましょう。

十字の交わるところから鼻がはえているとイメージしてください。

この十字の線を下に向けたり、斜め上に向けたりすると、様々な角度の向きの顔が簡単にイメージできると思います。

十字に合わせて目と口を描きましょう。

人間の頭はとても大きく、上にボールをのせるような気持ちで頭を描き足します。

これが、大まかな下描きの仕方です。

漫画の描き方なんかも大体こんな感じなので漫画家やイラストレーターを目指している人にも参考になるのではないかと思います。

水彩画で顔を描く、実践編!女の子を描く!

では、下描きの仕方を学んだところで早速実践編へと参りましょう。

可愛い女の子の絵を題材に仕上げていきたいと思います。

まず、先程の下描きの仕方に合わせてやっていきましょう。

楕円形を描いて、十字を描いて、目と口と鼻を描いてみましょう。

子供の顔は、大人よりもアゴが丸くて鼻や目も下よりです。

頭が大きいのも子供の特徴です。

自分で思うよりも少し大きめに頭を描いても調度いいかも知れません。

下描きが完成しました。

水彩画で顔を描く、ペン入れ!

下描きができたならペンを入れていきましょう。

このとき、濃く太く線を引くのは御法度です!

アニメのセル画やイラストだったらそれでもよいのですが、ここで教えるのは繊細な水彩画による顔の描き方です。

ポスターカラーやアクリル絵の具と違い、淡い色彩の水彩絵の具は太いペンには負けてしまうのです。

力を抜いて優しく線を引きましょう。

髪の毛は濃く見えるところと薄く見えるところをカケ編みで表現します。

※ペン入れは、あくまでも絵の具を塗る前の下地です。完成1歩手前のイメージで線を引きます。色を塗ったときにどのように仕上がるのかを考えながらペン入れをします。

他のペンを使った水彩技法の記事はこちら↓

水彩画技法|ペンと筆で油絵に負けないリアルさを出す方法を教えます。

水彩画で顔を描く!絵の具を塗ってみよう!

風景画の描き方の時にも説明しましたが、ペン入れでカケ編みを濃く描いたところには絵の具を濃いめに塗ると引き締まった表現が可能となります。

人物の顔のなかでも目はとても大事です。

アニメや漫画でも、似たり寄ったりのキャラクターが多いのに区別がつくのは、目の描き方に特徴があるからと言えます。

また、髪の毛も重要です。

髪の毛は、絵のなかに流れや動きを作り出してくれるので、描いていて楽しいものです。

完成!

すなおの水彩画より顔の描き方を学ぶ!

さて、簡単に顔の描き方を紹介してきました。

つぎは、すなおの仕事で描いた水彩画を見ながら学んでいきましょう。

こちらは母と赤ちゃんの似顔絵です。

子供の丸い顔と、大人の縦長な楕円形の顔を比較しやすい作品となっています。

絵には必ず主題となるものが存在しますが、人物の顔の絵の場合、やはり、目が中心となってきます。

子供らしい目とはどんなものか?
母親の目とはどんなものか?

考えながら描くとうまく仕上がります。

こちらも子供の絵ですね。

子供のアゴやほっぺたは本当に丸いです。

顔だけでなく体まで描いていますが、体全体も丸っこい感じです。

ほっぺたに赤みをのせるとより子供らしく仕上がります。

水彩画、すなおのウエディングボードより学ぶ!

最後に、すなおのウエディングボードより水彩画を学んでいきましょう。

こちらのウエディングボードの新郎さん、額の影が青みかかってのっているのが分かることと思います。

この自然な形の影はどのように作ると思いますか?

私のブログを読んでくれている方はご存じと思いますが、この影はペンで薄く薄く描いた影の上にクリーム色の絵の具をのせて線を消しているのです。

また、背景の薔薇はどうやって描いているのでしょうか?

これもペンで薄く描いた上に1度クリームを塗ってぼかし、その上から赤色をのせているのです。

こちらのウエディングボードも同じ技法で仕上げています。

私がウエディングボードの制作で気を付けていることは、男性の顔を実際の比率よりも少し大きめに描くことです。

大体二人同じくらいの顔の大きさの場合、男性を少し大きく描くことでボード全体のバランスが良くなります。

顔の水彩画、番外編。

こちらは、私が画家になる前に師匠のもとで修行していた時に描いた作品です。

当時、何でもいいから仕上げて持っていかなければならなかったとき、何を描けば良いかイメージがわかなかった私は、

「もともと美しい比率の仏像を描けば間違いない!」

と、ひらめいて描いたものです(笑)

結果として、師匠からはもともと完成された美術品を描くのは誉められたものではないと軽い注意を受けました。

しかし、顔の描き方の基本はできているとすこーしだけほめられました(笑)

色々煮詰まった時など、この阿修羅像の絵を見ると、何となく原点に帰ったような気持ちになれます。

あれから自分はどれくらい成長したのだろうかと。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

顔の描き方で、一番上達する方法は、下手でもいいからフリマやお祭りのイベントで似顔絵を描くことではないかと思います。

吉祥寺公園で似顔絵をやってたらスカウトを受けてプロになった人もいると聞きます。

この記事を読んで、面白かったで終わらずに、実際に描いてみて、上達したならば、そういったイベントで腕試しするのもいいかも知れませんね。

では、またお会いしましょう。

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