水彩画道具|水彩と相性の良いペンを初心者にも分かりやすく解説します。

水彩画家のすなおです。

今日は、水彩絵の具と相性の良いペンについてお話をしたいと思います。

昔から、ライン&ウオッシュという、ペンのにじみを生かした水彩画技法があります。

ペンによる水彩技法は、絵手紙を描くときや、ちょっとしたスケッチなどでも役に立ちます。

筆だけで絵を描くのはかなりの熟達したレベルが必要ですし、

透明水彩の場合、鉛筆の上から色を塗ると少し色が黒く濁ってしまいます。

その点、ペンで下地を作っていれば、色を上に乗せるだけで簡単に綺麗な作品が仕上がります。

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そんな、水彩と相性の良い、いいことだらけのペンですが、すなおが実際に使っているものをいくつか紹介していきたいと思います。

では、早速参りましょう。

水彩と相性の良いペンとは?

私が、水彩画の道具を紹介するにあたって基準にしていることは、何といっても使いやすさです。

初心者の場合、高いものが良い画材と思うかも知れませんが、必ずしもそうとは限りません。

かえって、高級な画材の方が腕を選ぶため使いにくかったりします。

そんな、使いやすさを追求するすなおがおすすめする水彩と相性の良いペンとは?

水彩画に使うペンは100円で充分!

何と、散々引っ張っておいて、紹介するのは100円のペンです。

しかも、ペンはペンでもボールペン!

写真を見ても分かるように、大体ダイソーでまとめて買っています。

細密画を描くに当たっては、0.35ミリという極細がおすすめです。

こちらも普通にダイソーや百均で手に入ります。

色々試した中で、漫画に使う丸ペンが一番細くて繊細な線が引けましたが、

つけペンは取り付けたり、寿命があったり、意外とコストがかかったり面倒なのでやめました。

百円で丸ペンと変わらない性能をボールペンは発揮するのですから、そりゃあとりこになりますわ。

さて、

その100円のボールペンですが、一体どのくらい優れているのか、実際に私の作品例をみて検証してみましょう。

侮るなかれ!これが100円ボールペンの実力だ!

では、私が実際に100円のボールペンで描いたデッサンをお見せします。

いかがでしょうか?

「100円のボールペンでこんな絵がかけるんだーっ!」と初心者の方からは良く驚かれます。

ただ、このように描くにはボールペンの種類は選ばなくてはいけません。

ゲルインク、水性のインクは細い線が引けないので細かい表現ができないため、このような繊細なデッサンには向いていません。

※にじみを効かした絵ならゲルインクの方が向いています。

すなおのボールペンデッサンを公開

さて、閑話休題。すなおのボールペンデッサンをいくつか紹介したいと思います。

風景画家とおもわれがちですが、本業は犬の画家です。常に犬のボールペンデッサンをかかしません。
このビーグルのデッサンは、水彩画らしい着彩をしたかったので、ほんとに薄く仕上げました。

こちらはミニチュアシュナウザーです。
普段は背景を描き込まないのですが、草むらで遊ぶ姿があまりにも可愛かったので、面倒でも丁寧に草を1本1本仕上げました。※とても大変でした(笑)

なぜ、水彩画とボールペンは相性が良いのか?

さて、百円のボールペンで細密画が描けることはわかりました。

しかし、なぜ、水彩画とボールペンは相性が良いのでしょうか?

これは、先程のボールペンデッサンに着色した完成品です。

細くて繊細な線の上に色をのせると、線は消えてしまいます。

しかし、

完全には消えず、下地としてうっすらと表に浮き上がるのです。

ここがポイントです

濃くて太いペンの線は、上から水彩を塗っても消えませんが、細くて繊細なボールペンの線はラインがぼやけます。

より、本物に近い表現をしたいなら、線は見えない方が良いのです。

デッサンを学んだことがあるなら分かると思いますが、デッサンは漫画と違って線による表現を極力さけて外形をとります。

その方が空気を感じる作品に仕上がるからです。

すなおの作品より学ぶ!ボールペンと水彩の相性の良さ!

すなおのその他の作品を見ながら100円ボールペンと透明水彩の相性の良さを学んでいきましょう。

これは猫の肖像画です。

とても100円のボールペンで下地を作ったとは思えない綺麗な作品でしょう?

下地のボールペンデッサンを細く繊細に描いたからこそ、上から被せた水彩絵の具がいきるのです。

デッサンは、外形線が見えなくなるほどよりリアルに仕上がります。

しかし、外形線がなければ色を塗りにくいです。

細いペンデッサンは、この問題を解決してくれます。

例えば、犬の白い毛の部分に落とす影を表現する場合、薄いかけ網の影をボールペンで描きます。

その上に、クリーム色の絵の具を被せれば影が出来上がります。

下地のペンの線を塗り潰す位の気持ちで絵の具を塗れば、自然な影が出来上がります。

※これは、くっきりとペンで描いた場合は適用されません。あくまで繊細に細く描いた線でなくては絵の具を被せても下地がくっきりと浮き上がって不自然です。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

わたしの水彩画は、なんと百均のボールペンで下地を作っていたという事実を公開しました(笑)

ペンだけではなく、私が使っている道具を紹介した記事はこちらになります。

水彩画道具|プロの画家が実際に使っている絵の具や筆、ペンを紹介します。

まぁ、画材なんて本人が使いやすければそれが正解だと思います。

ある程度腕が上がってきたら、百均の道具だけで何とか作品も描けるものです。

あっ、でも紙だけはダメですね!

水彩画家として、紙だけはこだわりたいです。

これだけは安物はおすすめしません

プロとしてのこだわりです。

では、また次回お会いしましょう。

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