水彩画|子供の風景画の宿題で親が悩まなくなる方法を教えます!

水彩画家のすなおです。

先日、私のお得意さんから次のような質問を受けました。

「夏休みの宿題でいつも風景画を1枚描くように言われるんだけど、私が描けないからアドバイスできなくていつも困るの!」

これを聞いてビックリしました。

と、言うのも私の回りは画家の知り合いが多いので、子供に喜んで教える人ばかりだったからです。

考えてみたら、誰でも絵が得意なわけではなく、描けない人にとっては当然教えることもできないわけで。

とくに夏休みの宿題なんかは大体休みのギリギリに仕上げるため余計大変なようです。

まぁ、夏休みに限定しなくても、小学校では図工、中学からは美術の授業がありますので、子供から絵の事を聞かれたときに簡単なアドバイスでもできないものかということでした。

そんなお母さま達の悩みを少しでも解決できるよう、絵の素人でもすぐにアドバイスできるようになる風景画の簡単な基礎を解説したいと思います。

知れば子供だけでなく、思わず誰かに話したくなるかも知れません。

また、自分自身が絵を描きたくなることでしょう。

素人目線で記事を書きましたが、内容は立派なものですので最後までしっかり読んでくださいね。

では、参りましょう。

失敗しない水彩風景画の描き方

子供に分かりやすく風景画のアドバイスをするには、まず失敗しない風景画の描き方を理解することです。

失敗しない風景画の描き方は、次の3つです。

1、主題選び

2、構図を決める

3、色の塗り方

細かくアドバイスすると色々ありますが、子供に最低限教えるにはこの3つをはずさなければ良い風景画が完成します。

では、1つずつ解説していきましょう。

水彩風景画の主題選び

主題選びとは、絵の中で何を見せたいのかを考えて描きたい風景を選ぶことです。

絵を描いた事が無い人は、この主題選びをせずになんとなく風景画を描くのでゴチャゴチャした作品になってしまいます。

例えば、森の風景画を描くのであれば、そのなかでも特に見せたい木があれば、その木を主題として描けば風景画としての完成度がグッと高まります。

これは、プロの風景画家なら誰でもやっている事なので、知っているのと知らないのとでは大違いです。

子供には、

「景色の中で自分が一番見せたいと思うものを選んで、それが目立つように描いてみよう」

とアドバイスしてみましょう。

水彩風景画の構図を決める

次に、構図を決める事が、失敗しない風景画の描き方です。

構図と言葉で説明されてもいまいち良く分からないのではないかと思います。

なので、図で少しずつ説明していきます。

構図とは、ようは絵としての全体のバランスの事です。

見せたい主題を紙の中のどこに置くかで決まってきます。

まず、高い木や建物を表現したい時は紙を立てに描きます。

横に広く景色を描きたいときは紙を横にします。

つぎに、主題をどこに置くのかが重要となってきます。

避けた方がいいのが、日の丸構図と呼ばれる主題を真ん中に描く事です。

※日の丸構図をわかりやすく説明するため、風景ではなく証明写真の画像を例に説明します。

日の丸構図は、初心者丸出しの構図です。よほど画力がないとうまく見せられません。

見せたい主題は、やや右か左など中心からずらすことで絵に動きができます。

主題の位置が決まったら今度は周りを描き込みます。

この時ポイントなのが、あくまでも主題が目立つように周りを描く事です。

カメラでも、見せたいものの周りをわざとピンぼけにしたりします。

今ではスマホで自由に写真を加工できるので、自分で編集してみるのもいいかも知れません。

水彩風景画の色の塗り方

主題選び、構図、とポイントを学んできました。最後に重要なのが、色塗の塗り方です。

塗り方といっても、筆の使い方ではありません。

そんな技術的な事は簡単に上手くはなりません。

ここでいう色の塗り方とは、正確には色の選び方です。

風景画をうまく見せるには、濃く見えるところは濃いめの色を塗り、薄く見えるところは薄く塗ります。

最初からこのように言われても良く分からない事と思うので、簡単に濃淡を見分ける方法を紹介します。

まず、描きたい風景の写真を撮ります。

そして、その写真をコピーします。

この時、白黒でコピーしてみましょう。

すると、濃淡がはっきりと分かるようになります。

そのコピーを子供に見せて、濃く見えるところは濃くハッキリと描くようにアドバイスしましょう。

以上、子供に教えるための簡単な水彩風景画の描き方のアドバイスでした。

水彩風景画のテンプレート

おまけとして、簡単に水彩風景画が描ける下描きの見本をいくつか描いておきましたので作画の参考にしてください。

簡単だけどそれなりに綺麗に仕上がるのが山の絵です。

近景、中景、遠景を描くことで主題の山が引き立ちます。

 

 

建物を主題にした場合の水彩風景画のテンプレートです。

自然のなかに建物があれば黙っていても目立ちます。このように、何か1つだけ違うものがある風景は絵になりやすいです。

 

木を主題にした水彩風景画のテンプレートです。

木を主題にする場合、細部までしっかり描き込むことで周囲の景色との差別化をはかることができます。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

本当は、光と影の表現方法も紹介しようと思ったのですが、おそらくデッサンを経験していないと難しいと思い省略しました。

小学生の宿題のレベルなら、紹介した3つの内容で充分満足のいく風景画が出来上がることと思います。

今回お話した内容は、風景画の基礎的な話ですが、知っているのと知らないのとでは本当に周りに差が出ます。

是非、お子さまに分かりやすく自分の口で説明してみて下さいね。

もしも分かりにくいところがあったならメールで教えてください。

さらに良い記事が書けるように努めますのでよろしくお願いします。

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